武田薬品と米Millennium Pharmaceuticals社は8月9日、抗インスリン様成長因子-1型受容体モノクローナル抗体AMG479(一般名:ganitumab)について、膵癌を対象に進められていた米Amgen社の国際共同フェーズ3試験の中止を受け、日本でも試験を中止することを決定したと発表した。

 中止が決定したのは、Amgen社が進めていた国際無作為二重盲検フェーズ3試験(GAMMA試験)で、膵癌患者へのファーストライン治療として、ゲムシタビン単独投与に対するAMG479とゲムシタビン併用投与の有効性を検討するもの。

 臨床試験を監視している第3者機関が中間解析結果をレビューし、AMG479とゲムシタビンの併用投与はゲムシタビン単独投与と比べ、主要評価項目である全生存期間を有意に改善する可能性は低いとの結論をまとめた。これを受け、Amgen社は試験中止を決定した。なお、安全性についての懸念は認められなかった。
  
 AMG479の今後の開発方針については、武田薬品と米Millennium Pharmaceuticals社が、Amgen社と協議した上で決定する予定だ。