米Bristol-Myers Squibb社(BMS社)は、2012年7月19日、フェーズ3 BRISK-FL試験の結果を公表した。進行した肝細胞癌患者にbrivanibまたはソラフェニブを第1選択薬として投与し、主要評価指標を全生存期間に設定してbrivanibの非劣性を検証した試験で、非劣性を示せなかったという。

 BRISK-FLは2009年に開始された二重盲検の多施設無作為化試験で、外科手術または局所療法の対象にならない、もしくは、外科手術または局所療法の後に進行が認められた進行肝細胞癌患者で、全身性の治療の経験がない18歳以上の人々を登録、ソラフェニブ(1日2回服用)またはbrivanib(1日1回服用)に割り付けたものだった。試験結果の詳細は近々学会発表される見込みだ。

 今回の結果を受けてBMS社は、現在進行中のbrivanibの開発プログラムについてどのような選択肢があるのかを検討中だ。現在のところ、肝細胞癌を対象とする臨床開発も含めて、臨床試験は継続する予定だという。

 ソラフェニブと同様にbrivanibも、経口投与可能なマルチキナーゼ阻害型の抗癌薬だ。brivanibは、血管内皮成長因子受容体(VEGFR)と線維芽細胞成長因子受容体(FGFR)を阻害する。