エーザイは7月10日、アントラサイクリンおよびタキサン系抗癌剤が抵抗性または無効となった局所進行性・転移性乳癌を対象にしたエリブリンカペシタビンとの比較対照フェーズ3試験(301試験)の解析速報で、エリブリン群で全生存期間(OS)を延長する傾向は見られたものの統計学的に有意な差はなかったと発表した。また、無増悪生存期間(PFS)には差がなかったという。

 301試験は、アントラサイクリンおよびタキサン系抗癌剤による前治療歴を有する局所再発性・転移性乳癌患者1102 名を対象とし、多施設共同、無作為化、非盲検による、カペシタビンとの群間比較試験として実施された。この試験では、事前に設定された層別化因子であるHER2のステータスおよび実施地域に応じて、患者が両群で1:1になるよう無作為化された。

 試験の解析速報では、主要評価項目であるOSとPFSについて統計学的有意差はなかったが、エリブリン投与群はカペシタビン投与群と比較して、OSを延長する傾向を示した。一方、無増悪生存期間には差がなかった。