塩野義製薬は、5月28日、癌疼痛治療薬であるオキシコドンの注射剤(製品名「オキファスト注10mg、オキファスト注50mg」)を発売したと発表した。効能・効果は、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛。

 成人には、1日7.5〜250mgを静脈内または皮下で持続投与する。年齢、症状に応じて適宜増減する。薬価は、オキファスト注10mgが352円、オキファスト注50mgが1609円だ。

 同社はすでに、オキシコドン塩酸塩の錠剤と散剤を発売している。しかし、経口投与ができなくなった場合は、ほかのオピオイド製剤に切り替える必要があった。

 オキシコドン塩酸塩のみからなる注射剤については、2007年に日本緩和医療学会が厚生労働省へ開発要望を出しており、未承認薬使用問題検討会議で「開発する必要がある医薬品」との審議結果を受け、開発を開始した。