独Bayer Healthcare社と米Onyx Pharmaceuticals社は、2012年5月22日、経口マルチキナーゼ阻害薬ソラフェニブ(商品名ネクサバール)を進行再発型または難治性の非小細胞肺癌(NSCLC)患者に第三選択薬または第四選択薬として単剤適用したフェーズ3 MISSION試験において、主要エンドポイントを達成できなかったと発表した。

 この多施設試験は、日本も含む世界各国の181施設で行われた。第二選択または第三選択薬を用いた治療後に進行が見られた18歳以上の患者を703人登録し、ソラフェニブ+最善の支持療法(BSC)または偽薬+BSCに割り付けた試験の主要エンドポイントは全生存期間に設定されており、両群間に有意差は見られなかったという。二次評価指標に設定されていた無増悪生存期間は介入群のほうが良好で、安全性と忍容性について新たな問題は見つからなかった。結果の詳細は近々学会発表される見込みだ。