ドイツMerck社は5月9日、術後補助療法としてのセツキシマブの有用性を検討した第3相のPETACC-8試験の中間解析において、主要評価項目である無病生存期間(DFS)の改善は得られなかったと発表した。

 PETACC-8試験はフランスFederation Francophone de Cancerologie Digestive(FFCD)が主導する多施設共同の無作為化比較試験。対象はStage IIIの原発性大腸癌で手術により完全切除が行われた患者とし、遠隔転移を有する患者や肛門縁から15cm以内に位置する直腸癌の患者などは除外された。

 欧州全域から2559人が登録され、このうち1602人はKRAS野生型だった。患者には術後補助療法として、セツキシマブ+FOLFOX4またはFOLFOX4のいずれかが投与された。

 追跡期間中央値3.3年の時点で行われた中間解析の結果、セツキシマブの使用によるDFSの改善は認められないことが明らかになった。

 Merck社は今回の結果について、転移を有する大腸癌に承認されているセツキシマブの有用性を変えるものではないとしている。

 PETACC-8試験の結果の詳細は、国際学会で近く発表される予定である。