米Genta社は2012年5月8日、半合成タキサン系経口薬tesetaxelに関する二重盲検のTESEGAST試験において、患者登録を開始したと発表した。

 米国、西欧、アジアの40施設で進行した胃癌の患者を約260人登録する予定の無作為化フェーズ3試験の患者登録完了は12から15カ月後と予想されており、最後の患者の割り付けを行ってから約9カ月間、追跡が行われることになっている。

 今回対象となるのは、フルオロピリミジンとプラチナ製剤を含む最初の化学療法後に進行し、測定可能病変を有する胃癌の患者で、2次治療としてカペシタビンとtesetaxelまたはカペシタビンと偽薬という、いずれも経口薬のみを組み合わせた化学療法のいずれかに割り付けられる。主要評価項目は全生存期間に、2次評価項目は総合評価、無増悪生存期間、安全性に設定されている。

 既に2件のフェーズ2a試験で80人を超える進行胃癌患者にtesetaxelが投与されており、得られた結果は、tesetaxel群の奏効率はドセタキセルと同等かそれ以上であることを示した。

 ドセタキセルのようなタキサン系薬剤の静脈内投与は進行胃癌の治療に広く用いられているが、アレルギー反応を起こす患者がしばしば見られる上に、好中球減少症も少なからず発生する。tesetaxelはタキサン系薬剤としての有効性は維持しながら、そうした有害事象を減らせると期待されている。