タカラバイオは、4月9日、京都府立医科大学と共同でナチュラルキラー細胞NK細胞)療法の臨床研究を4月16日から開始すると発表した。

 京都府立医科大学がん免疫細胞制御学講座と共同で開始するもの。タカラバイオは、NK細胞拡大培養法を開発している。この培養法ではNK細胞を約90%の高純度で大量に培養することができるとしている。また、この培養法で培養したNK細胞が、癌細胞株に対して細胞傷害活性を示すこと、マウスを用いた動物実験で腫瘍の縮小や転移の抑制作用を示すことを確認している。

 臨床研究では、培養したNK細胞を反復投与し、安全性について評価する。具体的には、有害事象の種類、程度、頻度を評価する。副次評価項目には腫瘍縮小効果を設定する。

 研究の対象は、標準治療に不応となった消化器癌症例で、採取した血液からNK細胞を多く含む細胞を調整し、経静脈投与する。投与間隔は1週間で、3回投与する。予定症例数は9例としている。