大腸用カプセル内視鏡の使用に関するガイドラインがEndoscopy誌5月号に掲載されることが明らかとなった。イスラエルGiven Imaging社が発表した。

 同ガイドラインは、欧州消化管内視鏡学会(ESGE)が作成したもので、大腸用カプセル内視鏡検査に関して、適応や検査結果の報告、精密診断の指針を標準化した初のガイドラインとなる。

 ガイドラインには、「臨床診療における大腸用カプセル内視鏡検査の適応と禁忌の詳細」「食事管理、下剤の服用、消化管運動促進剤の投与、患者教育などの大腸の前処置の基準化」「大腸用カプセル内視鏡検査の結果報告と精密診断に関するプロトコル」の3項目について記載している。

 ガイドラインでは、大腸用カプセル内視鏡検査の有用性について、「平均的リスクを抱える患者、以前に大腸内視鏡検査が不完全であった患者、大腸内視鏡検査を受けたくない、または受けられない患者の大腸粘膜を、安全かつ信頼性高く可視化できる、実用に資する検査手技」としている。

 報告とフォローアップに関する項目では、「有意な所見が認められた患者は、ポリープ切除のために大腸内視鏡検査を紹介すべきであり、そうした所見が認められなかった患者は、5年ごとに大腸用カプセル内視鏡検査を繰り返すか、または別のスクリーニング検査を受ける必要がある」と記載された。

 また、第二世代の大腸用カプセル内視鏡のスクリーニング検査の適応については、「エビデンスレベルおよび推薦の程度をサポートする追加研究が必要である」と指摘している。本ガイドラインは、新しいエビデンスが確認され次第、再検討される予定だ。

 日本では、ギブン・イメージング社製品のうち、小腸用のPillCam SBと、PillCam SB2カプセル内視鏡がすでに承認されている。大腸用のCOLONとPillCam COLON2、食道用のPillCam ESO2はまだ承認されていない。