転移性大腸癌(mCRC)患者に対するRegorafenibのフェーズ3、CORRECT試験の結果が、今月サンフランシスコで開催される米国臨床腫瘍学会-消化器癌シンポジウム(ASCO-GI)において21日、Late Breaking Abstract(LBA)として発表される。

 日本を含む多国間で実施されたこのランダム化比較試験では、標準治療に奏効しなくなったmCRC患者760人を対象に、最善の支持療法(BSC)にRegorafenib(160mg/日を3週投与/1週休薬)またはプラセボを追加し比較した。

 昨年10月、中間解析の結果、主要エンドポイントである全生存期間を有意に改善したため試験は早期に中止され、全患者に実薬が投与されたと独Bayer HealthCare社は報告した。同社は、この結果をもって2012年に承認申請する予定。

 RegorafenibはVEGFなど複数のキナーゼを阻害して腫瘍増殖を阻止する薬剤で、2011年に米食品医薬品局(FDA)よりGISTのオーファンドラッグ(希少疾病医薬品)認定を受けた。

 また、標準治療に奏効しなかったmCRCおよび消化管間質腫瘍(GIST)患者の治療薬としてファストトラックに指定されている。