米Exelixis社は2011年10月24日、進行した甲状腺髄様癌(MTC)を対象とするcabozantinib(XL184)のフェーズ3 EXAM試験で、主要エンドポイントに設定された無増悪生存期間の有意な延長が示されたと発表した。

 cabozantinibは、MET、VEGFR2、RETを強力に阻害する薬剤で、前臨床モデルでは、腫瘍の増殖と転移、血管新生を抑制することが示されており、現在、様々な癌に対する有効性の評価が行われている。

 EXAMは国際的な二重盲検の無作為化試験で、同社は米食品医薬品局(FDA)とのスペシャルプロトコル査定(SPA)合意を経て、この試験を進行中だ。特に進行が早いタイプの、切除不能な局所進行または転移性のMTC患者を登録し、無作為に2対1でcabozantinib 175mgもしくは偽薬に割り付けている。試験は主要エンドポイントである無増悪生存期間の75%延長が検出できるよう設計されており、315人の患者の登録を目標としていた。追跡期間が長くなり、死亡例が増えれば、全生存期間の50%延長も評価可能な設計になっている。

 主要エンドポイントに設定された無増悪生存期間の中央値は、偽薬群が4.0カ月、cabozantinib群が11.2カ月で、差は7.2カ月、ハザード比は0.28(95%信頼区間 0.19-0.40、P<0.0001)となった。データの詳細は近々学会で発表される予定だ。

 cabozantinibは、MTCを適応としてFDAからオーファンドラッグ指定とファストトラック指定を受けている。同社は、ファストトラック指定のもとに段階的に申請を行う計画だ

 同社はSPA合意の内容に基づき、試験方法に変更を加えるべきかどうかについてFDAのアドバイスを求める計画だ。また、既にMTCを適応とする申請提出の開始許可を求めており、2012年前半のうちに申請を終えたい考えだ。