米Eli Lilly社は、2011年9月26日、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、非扁平上皮型の進行した非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するcontinuation maintenance(継続維持療法)に同社の葉酸代謝拮抗薬ペメトレキセド用いることについて好意的な意見をまとめ、EMAにその承認を推薦したことを明らかにした。

 continuation maintenanceというのは、第一選択薬による治療が終了した時点で、それまで投与されていた薬剤の中の1剤を維持療法薬として引き続き投与するレジメンで、現時点ではこの用途に用いることが許可された化学療法薬はない。

 CHMPは無作為化フェーズ3試験、PARAMOUNTで得られた好結果に基づいて今回の判断を下した。PARAMOUNT試験の結果はスペインVirgen del Rociacuteo大学病院のLuis G. Paz-Ares氏によりASCO2011で報告されている。

 この試験は、非扁平上皮型の進行したNSCLCで、ペメトレキセドとシスプラチンを用いた導入化学療法により病態安定以上の反応を示した患者をペメトレキセド+支持療法(BSC)またはプラセボ+BSCのいずれかに割り付け、生存に対する影響を比較したもので、ペメトレキセドを引き続き投与すると無増悪生存期間(PFS)に有意な延長が見られることが示された。

 ペメトレキセドは欧米で、非扁平上皮型進行NSCLC患者に対する第一選択、第二選択として、また維持療法に用いることが許可されている。