ヤクルト本社は、8月3日、米Proacta社から新たに低酸素活性型プロドラッグで不可逆的マルチキナーゼ阻害剤PR610の日本における研究、開発、商業化の権利を獲得したことを発表した。臨床試験の開始時期は未定だが、可逆的なチロシンキナーゼ阻害剤であるエルロチニブやゲフィチニブ耐性の非小細胞肺癌に対する開発が当面の目標だという。

 ヤクルトとProacta社は、構造が異なるが同様に酸素活性型プロドラッグで不可逆的マルチキナーゼ阻害活性を持つPR509について、日本における権利をヤクルトが獲得する契約を2月に締結していたが、その契約を変更し、契約の対象にPR610も含めることになったもの。

 どちらの製剤を先に臨床開発するかは決まっていないが、非臨床試験の結果では、PR610の方が優れた結果が得られているという。