第20回がん対策推進協議会が、5月25日、厚生労働省内で開催され、委員の互選により、新会長に大阪大学理事・副学長の門田守人氏が選ばれた。会長代理には、門田氏の推薦により、患者委員でグループ・ネクサス理事長の天野慎介氏が再選された。

 「がん対策基本法は、患者さんたちのグループの声を集約し、山本孝史元参議院議員(故人)が自分のがんを公表しながらがんばってでき上がった。そして本協議会の委員には、がん患者さん、家族、遺族を代表する者が入るということが法律に記載されている。本協議会が、単にがん対策のみならず、わが国の協議会、審議会を大きく変える素晴らしいモデルになるように努力していきたい」。門田氏は、こう抱負を語った。

 2007年4月に発足した同協議会は、委員の任期を原則として2年としているが、門田氏は発足当初から委員を務めてきた。

 今年度は20人中9人の委員が入れ替わり、新たな体制で協議がスタート。冬までには、来年度から5年計画で始まる次期がん対策推進基本計画案をまとめる予定で、急ピッチで審議を重ねるという。

 なお、同協議会には、患者、家族、遺族を代表して、天野氏のほか、ミーネット理事長の花井美紀氏、周南いのちを考える会代表の前川育氏、パンキャンジャパン理事の眞島善幸氏、愛媛がんサポートおれんじの会理事長の松本陽子氏が委員になっている。


【訂正】
2011.6.2に以下を訂正いたしました。
・第3段落で「2006年度に発足した同協議会」を「2007年4月に発足した同協議会」に訂正しました。