すでにレナリドミドなどによる治療を受けた患者も含む再発多発性骨髄腫(MM)へのポマリドミドとデキサメサゾンの併用は、長期間有効で安全性も確認されたことが明らかとなった。5月3日から6日にパリで開催された国際骨髄腫ワークショップ(IMW2011)で、米Mayo ClinicのJ.Mikhael氏によって発表された。

 2007年11月から2008年8月までに再発MM患者60人が登録された。年齢中央値は65.5歳で、36人が男性だった。診断からの時間の中央値は45.6カ月(9.1-192.5)で、メイヨー骨髄腫層別化リスク適応治療(mSMART)で19人(32%)がハイリスク患者だった。ISSステージ2/3の患者が78%だった。移植の経験がある患者が65%、ボルテゾミブを投与された経験のある患者が53%、サリドマイドが47%、レナリドミドが35%、放射線治療が38%だった。

 患者には28日を1サイクルとして、連日ポマリドミド2mgと週1回デキサメサゾン40mgが投与された。また深部静脈血栓症予防のためアスピリン、ヘパリンかワーファリンが投与された。

 観察期間中央値27.2カ月で、39人(65%)で効果が認められた。4人がsCR(厳密完全寛解)、5人がCR(完全寛解)、14人がPR(部分寛解)、16人がVGPR(非常に良い部分寛解)だった。奏効期間の中央値は21.3カ月で、2年生存率は76%となった。

 少なくともポマリドミドに関連したグレード3/4の血液学的毒性で多かったのは貧血(グレード3が5%、グレード4が0%)、白血球減少症(グレード3が17%、グレード4が3%)、血小板減少症(グレード3が3%、グレード4が0%)だった。グレード3の非血液学的毒性は29人(48%)で発現し、多かったのは倦怠感(18%)、肺炎(5%)、高血糖(5%)、便秘(5%)だった。1人だけがグレード3の神経障害を起こした。グレード4/5の肺炎が2人の患者で発現した。