第一三共は4月18日、c-Met阻害剤であるARQ197tivantinib)の扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌を対象とするフェーズ3試験について、欧州において患者登録を開始したと発表した。

 ARQ197はc-Met受容体型チロシンキナーゼを選択的に阻害する経口薬。c-Metは多くの癌で過剰に活性化されており、腫瘍細胞の増殖や生存、血管新生、浸潤、転移などに関わっている。

 患者登録が始まったのは、MARQUEE (Met inhibitor ARQ 197 plus Erlotinib vs Erlotinib plus placebo in NSCLC)と呼ばれる無作為化二重盲検比較試験。治療歴がある扁平上皮癌を除く進行非小細胞肺癌患者を対象に、ARQ197とエルロチニブの併用群とプラセボとエルロチニブの併用群が比較される。

 主要評価項目はITT解析による全生存期間(OS)、副次評価項目は上皮細胞成長因子受容体(EGFR)野生型患者におけるOS、ITT解析による無増悪生存期間(PFS)、ARQ197とエルロチニブ併用の安全性と設定された。

 MARQUEE 試験は、欧州のほか、米国、カナダ、オーストラリア、南米の約150施設で988人を対象に実施される。

 治療歴のある非小細胞肺癌患者を対象としたフェーズ2試験では、エルロチニブとARQ 197の併用は、エルロチニブ単独よりも、OSおよびPFSが延長する傾向が示され、生存改善効果のあることが報告されていた。