スイスNovartis社は4月12日、進行膵由来神経内分泌腫瘍(NET)を対象に、米国医薬食品局(FDA)の抗癌剤諮問委員会(ODAC)からエベロリムスの認可推薦を獲得したと発表した。また、同日米国Pfizer社は、ODACがスニチニブの手術不能膵NETに対する試験データについて、8対2でリスクベネフィットの観点から好ましいとする判断を下したと発表した。

 FDAはODACからの意見を参考に最終的に承認の可否を判断する。

 エベロリムスの有効性はフェーズ3試験RADIANT-3などで示されている。RADIANT-3では、進行膵NET患者において対症療法(BSC)のみ群と比較して無増悪生存期間(PFS)中央値の延長が示されている(BSCのみ群が4.6カ月、BSCにエベロリムスを加えた群が11.0カ月)。

 スニチニブの有効性については、SUN1111試験で示されている。最終解析で、進行高分化型膵NET患者のPFSを倍にすることが示されている。スニチニブは2010年11月に、手術不能、転移を有する高分化型進行成人膵NETを対象に欧州で承認されている。