武田薬品工業、米Millennium Pharmaceuticals社と米Amgen社は3月30日、進行性非小細胞肺癌(NSCLC)非扁平上皮癌を対象としたmotesanibAMG706)のフェーズ3試験MONET1で、主要評価項目である全生存期間(OS)の延長が認められなかったと発表した。

 Motesanibは血管内皮増殖因子受容体1・2・3、血小板由来増殖因子受容体、および幹細胞因子受容体に対する、経口投与の低分子阻害剤。

 MONET1(Motesanib NSCLC Efficacy and Tolerability Study)は、1090人の進行性NSCLC非扁平上皮癌患者を、パクリタキセル(200mg/m2、3週間に1回、静脈投与)・カルボプラチン(目標AUC 6mg/mL×min、3週間に1回、静脈投与)・motesanib diphosphate(125mg、1日1回、経口投与)群と、パクリタキセル・カルボプラチン・プラセボ投与群に割り付けた多施設・無作為二重盲検比較試験。主要評価項目はOSだったが、motesanibをパクリタキセルおよびカルボプラチンと併用した群と、プラセボ、パクリタキセルを併用した群で、統計学的に有意な改善は認められなかった。ハザード比は0.90(95%信頼区間:0.78-1.04)、p=0.14だった。

 副次評価項目には無増悪生存期間、客観的奏効率、全生存期間と胎盤成長因子の関連性、奏効期間、安全性および忍容性が選択されている。試験結果の詳細は、近く学会で発表される予定。