エーザイは、3月23日、同社が開発した新規抗癌剤エリブリンが、欧州委員会より承認を取得したと発表した。アントラサイクリン系及びタキサン系抗癌剤を含む少なくとも2種の癌化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳癌患者に対する単剤療法として承認された。

 エーザイはエリブリンをドイツ、英国、北欧など欧州連合(European Union:EU)加盟27カ国で順次発売していくという。

 エリブリンの欧州での承認は、グローバルフェーズ3試験であるEMBRACE試験(Eisai Metastatic Breast Cancer Study Assessing Treatment of Physician's Choice vs Eribulin E7389)の結果に基づくもの。エリブリン投与群は治験医師選択療法施行群と比較し、全生存期間を統計学的に有意に延長したことが発表されている。

 エリブリンは、2010年11月に米国、2011年2月にシンガポールでそれぞれ承認を取得し、米国ではすでに販売されている。欧州委員会の承認は世界で3番目。日本でも近く承認されることが期待されている。