エーザイは3月3日、新規抗癌剤エリブリンの進行転移性乳癌患者を対象に実施されたグローバルフェーズ3試験EMBRACE(Eisai Metastatic Breast Cancer Study Assessing Physician’s Choice vs. Eribulin)試験の結果がLancet誌電子版に1両日中に掲載されると発表した。

 EMBRACE試験の結果、エリブリンは統計学的有意差をもって、進行転移性乳癌患者の全生存期間(OS)を延長することが示された。治験医師が選択した単剤療法のOS中央値が10.6カ月であったのに対し、エリブリン投与患者のOS中央値は13.1カ月だった。

 エリブリンは既に米国で進行転移性乳癌治療のサードラインとして承認されている。また、欧州医薬品庁の医薬品委員会より承認勧告を受領、日本においては優先審査品目に指定され、スイス、カナダとともにそれぞれ審査中だ。

 エリブリンは、非タキサン系微小管ダイナミクス阻害剤であり、海洋生物クロイソカイメンから抽出された天然物ハリコンドリンから誘導された全合成類縁化合物。