スイスHoffmann-La Roche社は3月2日、欧州委員会(European Commission)が、ベバシズマブパクリタキセルの併用を引き続き転移性乳癌に対する治療選択肢とすることを正式に認めたと発表した。

 この決定は、医薬品委員会(CHMP)による勧告に従ったもの。CHMPは、ベバシズマブとパクリタキセルの併用は、転移性乳癌女性の無増悪生存期間を延長させることは確かであり、この併用は効果的な治療選択肢であるとしていた。

 一方でCHMPは、ベバシズマブとドセタキセルの併用は、転移性乳癌のファーストライン治療から除外するよう勧告している。欧州委員会はこの勧告にも従う方針だ。

 転移性乳癌の適応は速やかに変更される。なおこの変更は、その他の癌種におけるベバシズマブの適応には影響しない。現在、ベバシズマブは欧州や米国で、乳癌のほか、大腸癌、非小細胞肺癌、腎癌などの治療薬として承認されている。