米Genentech社は2月24日、転移性乳癌の治療薬としてベバシズマブの承認を維持すべき理由について、米国食品医薬品局(FDA)が企業見解を説明するヒアリングの機会を与えたと発表した。FDA は2011年6月28日から29日にヒアリングを予定しているという。

 FDAによる一連のヒアリングの手続きが終わるまで、米国では、ベバシズマブをHER2陰性の転移性乳癌のファーストラインとしてパクリタキセルと併用する承認は維持される。

 HER2陰性の転移性乳癌に対し、ベバシズマブを投与すると無増悪生存期間が延長できることがE2100試験によって明らかにされている。しかし、ベバシズマブがHER2陰性の転移性乳癌に関連する症状を改善または全生存期間を延長することを示すデータはない。またベバシズマブは、転移性乳癌の治療としてアントラサイクリン系抗癌剤、タキサン系抗癌剤を投与された後に進行した乳癌には承認されていない

 ベバシズマブは日本では乳癌に対する申請を2009年10月に行っている。また2010年5月21日、転移性乳癌に関する開発要請を受けている。