米OXiGENE社は、2011年2月14日、米国立癌研究所(NCI)の癌治療評価プログラム(CTEP)と共同研究開発契約を結び、「ZYBRESTAT」(fosbretabulin;コンブレタスタチンA-4ホスフェート/CA4P)を再発性卵巣癌患者に適用する無作為化フェーズ2試験を行うと発表した。

 「ZYBRESTAT」は、African bush willowから見つかった薬剤で、選択的かつ強力な腫瘍血流遮断作用を持ち、癌への栄養供給を断つことにより広範な腫瘍壊死を誘導する。

 契約に基づいて行われるフェーズ2は、「ZYBRESTAT」とベバシズマブを再発性卵巣癌患者に併用するもので、NCIが資金を提供、NCIの婦人科腫瘍グループ(GOG)が実施する。OXiGENE社は「ZYBRESTAT」をNCIに提供することになっている。

 試験の目的は、ベバシズマブを単剤投与した場合に比べ、これら2剤を併用することにより抗がん効果が強まるか、また病気の進行が遅くなるかどうかを調べることにあり、患者登録は2011年第一四半期のうちに開始される見込みだ。主要エンドポイントは無増悪生存期間に設定されており、結果は2013年初めに得られると予想されている。

 先に行われた、「ZYBRESTAT」と化学療法薬(カルボプラチンとパクリタキセル)をプラチナ製剤抵抗性の卵巣癌患者に適用したシングルアームのフェーズ2試験では、この組み合わせの安全性と有効性が示された。44人の患者を登録し、奏効率をGynaecologic Cancer InterGroup(GCIG)の基準を用いて判定したところ、11人(25%)が部分奏効、4人は確認されていないがおそらく部分奏効で、16人は病態安定と判断された。忍容性は高く、約半数の患者が6サイクルの治療を完了できたという。試験結果の概要は2009年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)で報告された。

 また、同社が実施した、「ZYBRESTAT」とベバシズマブを非小細胞肺癌患者に適用したFALCON試験でも好結果が得られている。