ロシュ・ダイアグノスティックス社長の小川渉氏は、2月3日に開催した記者懇談会で、2011年度の戦略的製品の一つとして、2月後半に発売予定の胃癌、乳癌のHER2測定キット「ベンタナ インフォーム Dual ISH HER2 キット」をあげた。

 ベンタナ インフォーム Dual ISH HER2 キットは、ロシュ独自の技術であるSilver in situ Hybridization法をベースとしたDual Color in situ Hybridization(DISH)法によって、腫瘍組織中のHER2遺伝子およびHER2遺伝子が局在する第17 番染色体を、黒色(HER2遺伝子)と赤色(第17番染色体)のシグナルとしてそれぞれ検出する。 検出されたシグナルは光学顕微鏡下で観察が可能で、腫瘍組織の形態学的特徴との同時観察を実現している。1月6日にDISH法を用いたキットとして初めて体外診断薬として承認を獲得した。

 また同日の記者懇談会では、ロシュと中外製薬との個別化医療におけるコラボレーションを進めていく方針も紹介された。