武田薬品工業と米Millenium Pharmaceuticals社は、1月24日、米Amgen社が実施している、アンジオポエチン阻害薬AMG386の再発卵巣癌を対象としたグローバル第3相試験「TRINOVA-1」に参加することを決定し、武田バイオ開発センターが日本で臨床試験を開始したと発表した。

 このAMG386は、サイトカインの一種で血管新生や新生血管安定化の役割を持つアンジオポエチンに対する阻害薬で、アンジオポエチン1およびアンジオポエチン2がその受容体であるTie2受容体に結合することを阻害する作用を持つと考えられている。癌の増殖、転移には血管新生が必要で、この血管新生や新しく作られた血管の安定化を阻害することで抗腫瘍効果が得られると期待されている。

 TRINOVA-1試験は、再発卵巣癌を対象に900例の登録を計画しているもので、パクリタキセル+AMG386投与群とパクリタキセル単独群を比較する。主要評価項目は無増悪生存期間。第2相臨床試験で良好な結果が得られたことから第3相試験が開始された。