進行消化器癌患者を対象に選択的VEGFR1、2、3阻害剤のtivozanibをFOLFOX6と併用することが有望であることがフェーズ1試験で明らかとなった。併用は可能で、一部の患者で抗腫瘍効果が確認できた。成果は11月16日から20日にドイツベルリンで開催されている第22回EORTC-NCI-AACR Symposium on Molecular Targets and Cancer Therapeuticsで、オランダUniversity Medical CenterのF.Eskens氏によって発表された。

 フェーズ1試験は22人の進行消化器癌患者を対象に行われた。男性が14人で年齢中央値は58歳。胃/食道腺癌が10人、大腸癌が6人、膵臓癌が5人などだった。患者にはtivozanibを28日を1サイクルとして1日目から21日目まで1日1回投与し、FOLFOX6は14日ごとに行われた。患者はtivozanibの投与量に応じて、0.5mg群(9人)1.0mg群(3人)、1.5mg群(10人、投与数拡大対象4人を含む)に分けられた。FOLFOX6中止後にtivozanibのみを継続投与することが認められていた。

 試験の結果、投与期間中央値は8.1週(0.1-43.1)だった。用量制限毒性が0.5mg群で2人(1人はグレード3の下痢、1人はグレード3、4のトランスアミナーゼ上昇)、1.5mg群で2人(1人はグレード3のけいれん大発作、1人はグレード3のめまい)に認められた。グレード3/4の薬剤関連副作用は倦怠感(3人)、高血圧(2人)、好中球減少(2人)、下痢(1人)だった。

 抗腫瘍効果は、6人(27%)の患者で部分奏効(PR)が認められた。PRが認められた癌種は胃/食道癌、大腸癌、膵臓癌だった。また8人の患者で病勢安定(SD)が見られ、疾患制御率は63%となった。