米Plexxikon社とスイスHoffmann-La Roche社は、BRAF V600変異を持つ治療歴のある転移性悪性黒色腫を対象としたPLX4032(RG7204)のフェーズ2試験BRIM2で有望な結果が得られたことを明らかにした。試験結果は11月4日から7日にオーストラリアのシドニーで開催されたInternational Melanoma Research Congress of the Society for Melanoma Researchで発表された。

 PLX4032はBRAF変異たんぱく質を選択的に阻害する経口剤。

 BRIM2試験にはBRAF V600変異を持つ治療歴のある転移性悪性黒色腫患者132人が参加した。主要評価項目は、独立評価委員会(IRC)がRECIST基準に基づいて評価する全奏効率で、副次評価項目は、治験責任医師が評価する全奏効率と奏効期間、無増悪生存期間、全生存期間、安全性だった。

 試験の結果、確定完全奏効(CR)3人、確定部分奏効(PR)66人で確定奏効率52%となった。病勢安定(SD)も39人で得られた。無増悪生存期間(PFS)中央値は6.2カ月で、従来言われている2カ月未満と比べ延長した。奏効期間中央値は6.8カ月。全生存期間中央値は未達だ。

 最も一般的な治験薬関連の有害事象は、発疹、光過敏、脱毛、関節痛だったが、大部分は軽度ないし中等度だった。患者の26%が皮膚扁平上皮癌を発症したが、一般的に治療中断なしに処置されたという。