アステラス製薬は10月28日、ゴナドトロピン放出ホルモン(Gonadotropin Releasing Hormone; GnRH)アンタゴニストデガレリクス(開発コード:ASP3550)の1カ月製剤を、前立腺癌を対象に承認申請を行ったと発表した。

 デガレリクスは、皮下注射されるGnRH受容体拮抗薬。GnRH受容体へのGnRHの結合を競争的に阻害することでテストステロンの産生を低下させ、前立腺癌の増殖を抑制する。国内で実施したフェーズ2試験では、1年間の血清テストステロンの去勢レベルへの抑制・維持および安全性が確認されている。承認申請には、国内のフェーズ1試験、フェーズ2試験の結果と海外で実施されたフェーズ3試験などの成績が利用された。

 デガレリクスは米国食品医薬品局(FDA)によって2008年12月、欧州医薬品庁(EMA)によって2009年2月に、前立腺癌治療薬として承認されている。