中外製薬は、抗HER2モノクローナル抗体のトラスツズマブと微小管重合体阻害剤誘導体のDM1を結合させた抗体-薬剤複合体のトラスツズマブDM1(T-DM1)の乳癌を対象にした国内フェーズ2試験を10月から開始した。10月22日に行った2010年12月期第3四半期決算発表の中で明らかにしたもの。

 T-DM1は、HER2陽性の転移性乳癌患者に対するファーストライン治療として、トラスツズマブとドセタキセルの併用療法と同等の有効性を示し、安全性プロファイルは優れていることが、海外で行われたフェーズ2試験(TDM4450g)の中間解析で明らかになっている。

 また、詳細は示していないが、「PA799」の固形癌を対象にしたフェーズ1試験を海外で開始したことも明らかにした。