国立がん研究センター中央病院の総合内科科長の大橋健氏

 国立がん研究センター中央病院は、新たな診療科として総合内科を10月1日付で設置したことを、10月20日に開催した定例記者会見で明らかにした。

 総合内科科長には、東大病院糖尿病・代謝内科の大橋健氏が赴任した。大橋氏は「糖尿病や腎臓疾患、心疾患を合併したがん患者にも、当センターにおいて、可能な限りベストな治療を安心して受けていただく体制作りに努めたい」と抱負を語った。

 「これまで、重症糖尿病などを合併している患者は国立がん研究センターでは治療できず、“がん難民”を生み出す原因の1つと指摘されていた。総合内科の設置は、“がん難民”解決の糸口」と同センター理事長の嘉山孝正氏は述べ、「総合内科の設置は、全国のがんセンター初。今後、都道府県の拠点病院に波及して均てん化させる第一歩だ」と語った。