小野薬品工業は、9月8日、米Onyx Pharmaceuticals社が海外で開発中の2つのプロテアソーム阻害剤CarfilzomibONX0912)について、全癌種を対象に日本で独占的に開発・商業化する権利を取得したと発表した。

 Carfilzomibは、選択性の高いプロテアソーム阻害剤で、多発性骨髄腫やその他の癌を対象に、臨床試験が行われている。また、経口のプロテアソーム阻害剤であるONX0912についても、再発性固形癌を対象にフェーズ1試験が進められている。Onyx社は、2010年末に米国でCarfilzomibの申請を行うべく準備を進めている。

 小野薬品は、癌化学療法に伴う悪心・嘔吐の治療薬であるアプレピタント(商品名:イメンド)の発売を皮切りに、癌領域に注力し始めている。今回の導入によって、同社は抗癌剤領域における開発パイプラインの戦略的拡大を図る。