協和発酵キリンが、進行、再発胃癌を対象に新規抗癌剤ARQ197のフェーズ2試験を7月から日本で開始したことが明らかになった。同社が7月28日に発表した2010年度第2四半期決算の中で明らかにしたもの。セカンドライン以降の薬剤として評価する方針だ。

 ARQ197は、c-Metと呼ばれる受容体型チロシンキナーゼを阻害することで効果を発揮する経口分子標的薬。c-Metは、肝細胞増殖因子/細胞分散因子(HGF/SF)の受容体として、細胞の増殖、生存、移動などを制御することが分かっている。胃癌などの消化器癌を含めた多くの癌でc-Metが活性化されているという。