スイスHoffmann-La Roche社は、4月29日、EGFRチロシンキナーゼ阻害剤であるエルロチニブが、進行非小細胞肺癌で、白金系抗癌剤による一次治療を受け安定状態となった患者に対するメインテナンス療法として、欧州委員会によって承認されたと発表した。

 今回の承認は、国際的な無作為化二重盲検フェーズ3試験「SATURN」の結果に基づくもの。試験は、ステージ3Bから4の非小細胞肺癌で、白金系抗癌剤による一次治療を4サイクル行った後に、進行が見られない患者を対象に、エルロチニブ群とプラセボ群に分けて比較した。およそ160施設の889人が登録された。

 主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)は、プラセボ群に比べてエルロチニブ群で47%の改善が認められ、全生存期間(OS)もエルロチニブ群で39%改善した。