進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するファーストライン治療としてカルボプラチン、ベバシズマブ、ボルテゾミブの併用が有効な可能性が明らかとなった。フェーズ1試験の結果、安全性と効果が確認された。成果は、4月17日から21日までワシントンD.C.で開催される米国癌研究会議(AACR)で、University of Massachusetts Medical SchoolのB.Pipedrdi氏が発表した。

 ボルテゾミブは、26Sプロテアソーム阻害剤で非小細胞癌に対する活性が前臨床試験、臨床試験で確認されている。

 フェーズ1試験はカルボプラチンの投与量をAUC6、ベバシズマブの投与量を15mg/kgに固定し、ボルテゾミブの投与量を1.3mg/m2(レベル1、3人)、1.6mg/m2(レベル2、4人)、1.8mg/m2(レベル3、5人)と3段階に変えて行われた。21日を1サイクルとして、1日目にカルボプラチンとベバシズマブを投与し、8日目にボルテゾミブを投与した。最大で6サイクルまでとし、安定状態(SD)以上の結果が得られた患者では、ベバシズマブのみを単剤で投与し続けた。

 多かったグレード3以上の副作用は血小板減少症が5件リンパ球減少症が3件、倦怠感、吐き気、嘔吐、下痢。好中球減少症がそれぞれ2件ずつだった。用量制限毒性は見出されず、5人の患者が6サイクルを完了し、4人の患者がベバシズマブの単独投与に移行した。

 抗腫瘍効果は部分奏効(PR)が4人、SDが6人、病状進行(PD)が2人だった。

 フェーズ1試験の結果、フェーズ2の推奨用量は、カルボプラチンの投与量AUC6、ベバシズマブの投与量15mg/kg、ボルテゾミブの投与量1.8mg/m2となった。