米Abraxis BioScience社は3月17日、進行非小細胞肺癌を対象にしたファーストラインとしてのフェーズ3試験で、アルブミン結合ナノ粒子製剤「ABRAXANE」とカルボプラチンの併用がパクリタキセルとカルボプラチンの併用よりも、統計学的に有意に優れることが明らかとなったと発表した。主要評価項目である奏効率の優越性が証明された。

 ABRAXANEは、パクリタキセルにアルブミンを結合させたナノ粒子の注射懸濁液。

 フェーズ3試験は全世界102施設で1052人の進行非小細胞肺癌患者を登録して実施された。試験結果の詳細は、6月にシカゴで開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表される予定。Abraxis社は2011年に、ABRAXANEの非小細胞肺癌への適応拡大申請を行う計画だ。

 なお、ABRAXANEの国内での開発および販売権は大鵬薬品が保有しており、乳癌を対象に承認申請中だ。