米Pfizer社は3月11日、進行非小細胞癌(NSCLC)を対象に行っていた抗インスリン様成長因子-1受容体(IGF-1R)抗体figitumumab(CP751,871)のフェーズ3試験を中止すると発表した。また、同社は同日、進行乳癌を対象に、化学療法との併用でスニチニブを投与する2件のフェーズ3試験の主要評価項目が達成できなかったと発表した。

 A4021018と名づけられたフェーズ3試験で、figitumumabは、既治療の進行非小細胞肺非腺癌患者を対象にセカンドライン、またはサードラインとしてエルロチニブとの併用で投与されていた。独立したデータ安全性モニタリング委員会が、エルロチニブ単独投与群と比べて、エルロチニブにfigitumumabを加えて投与しても主要評価項目であった全生存期間の有意な改善は統計学的に証明されそうにないとして、中止を勧告していた。figitumumabについては、進行非小細胞肺非腺癌患者を対象に、ファーストラインとしてカルボプラチン、パクリタキセルと併用投与したフェーズ3試験でも全生存改善の見込みがなく、試験を中止することが2009年12月に発表されていた。

 figitumumabは、前立腺癌、乳癌、肺癌、ユーイング肉腫を対象にした開発が行われている。

 一方、スニチニブのフェーズ3試験の1つであるSUN1064試験は、HER2陰性の進行乳癌患者に対して、ファーストラインとしてドセタキセルを併用投与したもの。ドセタキセル単独群に比べて有意な無増悪生存期間の改善は見られなかった。もう1つのフェーズ3試験であるSUN 1099試験は、スニチニブをカペシタビンとの併用で既治療の進行乳癌患者を対象にした試験でカペシタビン単独群に比べて、有意な無増悪生存期間の延長を示すことができなかった。