米Mayo ClinicのFrank A. Sinicrope氏らは、結腸癌患者が肥満だった場合、死亡や再発のリスクは正常体重の患者より高いことを明らかにした。詳細は、2010年3月9日に米がん研究学会(AACR)誌であるClinical Cancer Research誌に報告された。

 Sinicrope氏らは、臨床試験に登録され、外科的切除と術後補助療法を受けたステージIIまたはIIIの結腸癌患者4381人について分析した。得られたデータは、肥満と全生存率の間に有意な関係があることを示した。この関係は、女性より男性で強力だった。BMI値に基づいて層別化した男性患者群間で比較したところ、最も肥満度の高いグループの死亡リスクは、正常体重の男性に比べ35%高かった。

 肥満は、癌の危険因子の1つと認識されている。さらに今回、肥満は、治療を受けた結腸癌患者の生存率にも関係することが明らかになった。

 AACRの調査では、米国民の94%が喫煙は癌の危険因子であると知っており、87%は日光が癌リスクを高めると認識していた。しかし、肥満が癌の危険因子であることを知っていた国民は51%に留まっている。