厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は2月22日に開催した部会で、武田薬品工業の抗EGFR(上皮成長因子受容体)抗体パニツムマブの承認を了承した。3月の薬事分科会を経て正式承認されるが、報告事項となるため、事実上承認が決定したことになる。

 パニツムマブの適応症は、「KRAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」。既に発売されている抗EGFR抗体であるセツキシマブはヒト-マウスキメラモノクローナル抗体であるのに対して、パニツムマブは完全ヒトモノクローナル抗体である点が異なる。また、適応症もセツキシマブは「EGFR陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」となっている。

 KRAS遺伝子に野生型の患者では、抗EGFR抗体の効果が高いことが知られている。KRAS遺伝子の変異を検出する体外検査薬は4月に承認されると見込まれている。