味の素は血中の複数のアミノ酸濃度を測定することで、癌のスクリーニングを行う事業を2011年に実用化する計画であることを明らかにした。2月16日に都内で開催された同社のメディア懇談会で、同社健康ケア事業本部HI(ヘルスインフォマティクス)班長の吉元良太氏が公表したもの。健康診断での実用化を考えており、味の素の健康診断事業第一弾になる見込みだ。
 
 実用化するのは、血中の複数種類のアミノ酸濃度を測定し、特定の係数を掛け合わせるなどして算出するアミノインデックスを用いるもの。まずは大腸癌、胃癌、前立腺癌、肺癌を対象に実用化する。胃癌と肺癌については既存の腫瘍マーカーよりも有用であることが明らかになっている。現在ビジネススキームを構築中で価格も未定だという。

 アミノインデックスが肺癌のスクリーニングに有用であることは2009年11月に都内で開催された日本肺癌学会で発表されている。