米Genta社は2月8日、進行黒色腫(メラノーマ)患者を対象に、二次治療薬として経口タキサン系抗癌剤「tesetaxel」のフェーズ2試験を開始したと発表した。

 tesetaxelは、経口投与の半合成タキサン系抗癌剤。細胞骨格の1つである微小管を形成する蛋白質チューブリンに対する阻害剤。従来のタキサン系抗癌剤(パクリタキセル、ドセタキセル)静注に伴う過敏反応や末梢神経障害が少ないとされている。前臨床試験ではパクリタキセルやドセタキセル抵抗性の細胞株でも高い抗腫瘍効果が確認された。

 フェーズ2試験は、一次治療で進行した黒色腫患者におけるtesetaxelの有効性と安全性を検討する。評価項目は奏効率、奏効期間、病勢コントロール率、無増悪生存期間、安全性など。試験はM.D. Anderson Cancer Centerで開始された。

 試験の責任医師であるM.D. Anderson Cancer CenterのAgop Bedikian氏は、「タキサン系抗癌剤は転移性黒色腫の治療に非常に使われている。一次治療が不応となった患者にとって、奏効率、特に奏効期間は重要な評価項目と考えている。tesetaxelは新規のチューブリン阻害剤であり、優れた薬物動態プロファイルを示している」と述べている。

 tesetaxelは黒色腫のほか、胃癌、乳癌、前立腺癌、膀胱癌で臨床試験が進められている。