エーザイは、微小管の伸長を阻害することで効果を発揮する抗癌剤であるエリブリンE7389)の乳癌を対象にした申請を、3月に日米欧同時に行う予定であることを明らかにした。2月2日に開催した決算説明会で公表された。

 エリブリンは、乳癌に対するサードライン治療としての試験である305試験で、治験医師が任意に治療法を選択する群に比べ、エリブリン投与群では主要評価項目である生存期間中央値を統計学的に有意に延長することが明らかにされている。国内で行われた乳癌を対象にした221試験の奏効率は21.3%(17人/80人)であった。

 エリブリンについては、現在乳癌に対するセカンドライン治療としての効果を評価するフェーズ3試験(301試験)の患者登録が完了している。また、肉腫を対象にしたフェーズ2試験、カルボプラチンとの併用による非小細胞肺癌を対象にしたフェーズ1b/2試験が実施されている。