協和発酵キリンと米Dicerna Research社は癌領域におけるsiRNAと薬物送達技術(DDS)の共同研究開発と商業化に関するライセンス契約を結ぶことで合意した。1月4日にDicerna社が発表した。

 siRNAを用いたRNA干渉は、遺伝子をノックダウンする方法として臨床応用の期待が高まっている。協和発酵キリンは自社でsiRNAの開発も進めているが、第二世代RNA干渉技術を開発するDicerna社と提携することで、研究を強化することになる。まずは、癌領域の1つの標的に関して提携が行われた。

 Dicerna社のsiRNAの特徴は、通常のsiRNAが21塩基対で構成されているのに対して、27塩基対で構成されている点だ。27塩基対にすることで直接、siRNAを分解する酵素であるダイサーの基質となり、21塩基対のsiRNAに比べて大幅にノックダウン効率が高まるという。Dicerna社の技術と協和発酵キリンが持つリポソーム技術を組み合わせることが今回の提携の狙いとなる。