アステラス製薬は12月18日、米Ambit Bioscience社と同社のFLT3チロシンキナーゼ阻害剤について全世界での共同開発・商業化に関する契約を締結したと発表した。FLT3チロシンキナーゼ阻害剤は、急性骨髄性白血病AML)などの治療薬として期待されている。

 今回の提携の対象となる化合物のうち、最も開発が先行しているAC220については、Ambit社が再発・治療抵抗性AMLを対象に単剤でのフェーズ2試験を12月から開始している。

 AML患者ではFLT3が過剰に発現しており、25%から40%の患者でFLT3の遺伝子内縦列重複変異がある。この変異を持つ患者ではFLT3が恒常的に活性化し、白血球の分化増殖を繰り返す。FLT3に変異を持つ患者は予後が悪く、化学療法や造血前駆細胞移植を含む既存治療への応答性も悪いという。

 アステラス製薬は日本での開発開始時期について「これから臨床試験を始める段階で、今はお答えできない」としている。