協和発酵キリンが、経口の血管新生阻害剤である「KRN951」の国内フェーズ1試験を2009年8月に開始していたことが明らかとなった。対象は固型癌だが、米国以外の権利を持つ米AVEO Pharmaceuticals社で最も開発が進んでいる腎細胞癌を念頭に開発を進めるという。

 KRN951は、1日1回投与する経口剤で、血管内皮成長因子受容体の1と2のリン酸化、c-kitのリン酸化、血小板由来成長因子受容体のリン酸化を阻害する。

 2009年5月に開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、米AVEO Pharmaceuticals社のグループが、腎細胞癌を対象に実施したKRN951のフェーズ2試験の結果を発表している。これによると、無増悪生存期間中央値は360日だった。