トラスツズマブの後継品として期待されているトラスツズマブ-DM1の乳癌を対象にした国内フェーズ1試験を中外製薬が開始したことが明らかになった。トラスツズマブ-DM1は、抗HER2モノクローナル抗体であるトラスツズマブに微小管重合阻害剤誘導体であるDM1を結合させたもの。

 トラスツズマブ-DM1の治療を受けたHER2陽性の進行性乳癌の女性の25%において、腫瘍が顕著に縮小することが海外で行われたフェーズ2試験で明らかとなっている。現在、過去の抗HER2療法後に乳癌が進行した患者を対象としてトラスツズマブ-DM1を評価する多国籍フェーズ3試験「EMILIA」が実施されている。