癌の細胞免疫療法に関するベンチャー企業のメディネットとドラッグデリバリーシステム(DDS)を得意とするベンチャー企業のナノキャリアは10月13日、両社がそれぞれ持つ技術、知的財産、ノウハウ、研究ネットワークなどを融合し、癌治療分野での新規医薬品や医療技術などの開発を目的とした包括的共同研究契約を締結したと発表した。

 メディネットには癌免疫及び臨床用ヒト細胞加工に関する技術・ノウハウがあり、ナノキャリアには医薬品用途のミセル化ナノ粒子技術、特にたんぱく質などの高分子を内包する技術がある。

 両社の技術を組み合わせることで、1)サイトカインのミセル化製剤と各種エフェクター細胞及び抗原提示細胞を用いた細胞治療との組み合わせによる新たな癌治療技術の開発、2)癌幹細胞を標的とした治療技術もしくは医薬品開発など、新しいコンセプトに基づく独創的な癌治療技術の実現――を目指すという。