乳癌による死亡者の4分の3が、定期的にマンモグラフィ検査を受けていなかった女性であることが、米国におけるレトロスペクティブな解析研究で示された。成果は10月8日から10日まで米国サンフランシスコで開催されている2009 Breast Cancer Symposiumで、米Harvard Medical School 、米Brown University Medical schoolのBlake Cady氏が発表した。

 Cady氏らは、1990年から1999年に浸潤性乳癌と診断され、2007年まで追跡できた6997人の女性について、マンモグラフィ検査を定期的(2年に2回以上)に受けていた人と、受けていなかった人に分けて比べた。

 フォローアップ期間(中央値は12.5年)に、461人が乳癌で死亡した。このうち345人(74.8%)は定期的にマンモグラフィ検査を受けていなかった。

 以前に報告された無作為化試験で、マンモグラフィ検査を受けた女性は受けなかった女性に比べ、乳癌による死亡率が25〜40%低いことが示されていた。マンモグラフィ検査を受けた女性の乳癌による死亡率が、50%以上低減するという別の報告もある。しかし、今回ほどの大規模な研究報告は、これまでなかった。