英GlaxoSmithKline社は10月5日、米食品医薬品局(FDA)の抗癌剤諮問委員会(Oncologic Drug Advisory Committee:ODAC)が、進行した腎細胞癌を対象とする経口血管新生阻害薬「Votrient」(一般名:パゾパニブ)の承認を勧告したと発表した。

 ODACは、主にフェーズ3試験で得られたデータに基づいて全会一致で承認を支持したという。フェーズ3試験の結果の概要は、2009年6月に米臨床腫瘍学会(ASCO2009)で報告されている。

 パゾパニブは、血管新生に役割を果たす血管内皮成長因子受容体(VEGFR)、血小板由来成長因子受容体(PDGFR)、 c-Kitと呼ばれる受容体チロシンキナーゼを標的とするマルチキナーゼ阻害剤だ。1日1回の服用で、患者の無増悪生存期間を延長すること、忍容性は高いことが示されている。

 日本でも、すでに腎細胞癌の患者を対象にフェーズ3試験が進行中。