分子標的薬の登場で、大腸癌化学療法は大きく変わった。効果予測因子としてバイオマーカーを用いる分子標的薬治療のエビデンスも蓄積されつつある。

 8月28〜29日に台湾・台北市で開催された “World Congress on Gastrointestinal Cancer : Asian Perspectives”では、韓国、台湾、中国をはじめ、欧州やオーストラリアからも消化器腫瘍の治療に携わる医師が集まり、各国の臨床研究の成果をもとに活発な議論が行われた。夏休みの時期にもかかわらず、日本人医師の参加も比較的多かった。

 ここでは、学会に参加した5人の専門医に、学会の印象や注目した研究発表、東アジア諸国と日本の治療方針の違いなどを中心に話してもらった。Part2は外科の立場から、都立駒込病院外科の松本寛氏、大阪赤十字病院消化器外科の金澤旭宣氏に解説してもらった。


都立駒込病院外科 松本寛氏





大阪赤十字病院消化器外科 金澤旭宣氏