米Peregrine Pharmaceuticals社は10月5日、局所進行性または転移性の非小細胞肺癌(NSCLC)の患者に対するカルボプラチンとパクリタキセルの併用に加え、Bavituximabを投与する有用性を評価するフェーズ2試験で、良好な結果が得られたと追加報告した。21人を対象とするコホート試験で、無増悪生存期間(PFS)の中央値は6.5カ月と、これまでのカルボプラチンとパクリタキセルを併用投与した試験の同4.2〜4.5カ月に比べ、良好だった。

 Bavituximabは、細胞膜成分ホスファチジルセリン(PS)を標的とするモノクローナル抗体。PSは正常細胞では細胞内に存在するが、腫瘍の新生血管内の細胞では表面に露出してくるため、Bavituximabはこれを遮蔽して生体の免疫系を動員し、腫瘍と新生血管を破壊する。

 インドで行われているこの試験の前回の報告では、本コホート21人のデータから、局所進行性または転移性のNSCLCで評価可能な患者17人中11人で、RECIST基準による客観的な腫瘍の縮小がみられたという。

 試験の拡大に必要な評価目標を達成したため、さらに28人の患者を登録し、対象数を当初計画した49人とした。

 副次的な目的は、増悪までの期間、奏効期間、全生存期間、安全性のパラメータを評価することだ。化学療法終了後も癌が進行せず、副作用が受容可能なものである限り、患者は単剤療法としてBavituximabを継続する可能性がある。